引っ越しました
この度大学院入学を機に,大学により近いところに住むべく新しく部屋を借り,実家から新居に引っ越しました. 新居は○○○駅と✗✗✗駅のちょうど中間辺りにあり,いずれの駅も徒歩で行けなくはないが,絶妙に面倒な距離というロケーションです.先日は引っ越しなどをやっていました.
荷物をどんどん運んでいきます.エレベーターの無いマンションなので腕と腰が死ぬ.
ダンボールの内訳は,手前から衣類と電子機器,鞄と扇風機,衣類と収納用品とCD,漫画と小型家電,漫画,漫画,漫画,漫画,同人誌,同人誌,同人誌,同人誌,漫画,ブルーレイです.
とりあえずIKEAに行けやということで行きます.本棚を買いました.
友人から買い取ったスーパーカブ50が今日から私の相棒.
そういうわけで私は元気です,新年度からもよろしくお願いいたします.
ところで,Amazonほしい物リストというのがあります. 下のリンクをポチッと押して商品を買うと,商品をプレゼントできる素晴らしいシステムです. ぜひぜひお布施をお願いいたします :bow: :bow:
https://www.amazon.co.jp/registry/wishlist/3MAEBQES9ZY3R
P.S.
4月9日に開かれる技術書典2というものに弊サークル「pentapod」が出展いたします. 新刊は目下制作中です,情報公開までしばしお待ちください…! 当日はえ-02でお待ちしています!!
2016年コミケの旅
この記事は1時間半遅れで投稿された OUCC Advent Calendar 2016 - Adventar の18日目の記事です.というか遅刻してばかりですね…すみません…
昨日はid:nantenさんの「個人的2016年を振り返る -」でした.
今回はOUCC内で暗躍する組織,コミケ班についてです.
コミケ班とは何か.それは毎年夏と冬に東京で開かれる祭, すなわちコミケで頒布される様々なお宝,それらを求める同志達によって結成される同盟です(何が頒布されるのかはお察しください). この記事でコミケに興味のない部員は全く知らないであろう,コミケ班の活動内容について紹介したいと思います.
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BNFでパーサコンビネータに触れる
この記事は2日遅れで投稿された OUCC Advent Calendar 2016 4日目の記事です.遅くなりすみません…
昨日の担当は@klta6154さんですが霊圧が消えているようです.
loquat
ところで,同じくOUCC部員のid:susisuによって作られたパーサコンビネータライブラリ loquat というのがあり,最近はそのソースコードを読んでいたりしていました.他の人のコードを読むのはとても勉強になります.
loquat自体はとても高機能なライブラリですが,もっと簡単にパーサを作りたい時があるかもしれません.たとえばBNFで定義した文法がそのままパーサになるともっと便利になると思いませんか? そういうわけで下のようなものを作ってみました.
使い方
インストール
$ npm i lqbnf
実数をパースしたい時はこんな感じで,
const BNF = require('lqbnf'); const parser = BNF(` <number> ::= "-" <non-negative-number> | <non-negative-number> <non-negative-number> ::= <non-negative-integer> "." <digits0> | <non-negative-integer> <non-negative-integer> ::= <digits> | "0" <digits> ::= <digit-without-zero> <digits0> | <digit-without-zero> <digits0> ::= <digit> <digits0> | <digit> <digit-without-zero> ::= "1" | "2" | "3" | "4" | "5" | "6" | "7" | "8" | "9" <digit> ::= "1" | "2" | "3" | "4" | "5" | "6" | "7" | "8" | "9" | "0" `, 'number');
第1引数にそのままBNFを記述した文字列,第2引数に開始記号の名前を入れるとあら不思議,loquat互換のパーサが出来上がります.
const lq = require('loquat')(); const result = lq.parse(parser, '', '-1230.0456'); if (result.success) { const util = require('util'); console.log(util.inspect( result.value, { colors: true, depth: undefined } )); } else { console.error(result.error.toString()); } /* result.value = [ '-', [ [ [ [ '1' ], [ [ '2' ], [ [ '3' ], [ [ '0' ] ] ] ] ] ], '.', [ [ '0' ], [ [ '4' ], [ [ '5' ], [ [ '6' ] ] ] ] ] ] ] */
作っておいてなんですが,現状ではパース結果をただ配列で返すだけなのであんまり実用的ではない気がします,あとは繰り返し記号が使えたり,EBNFに対応したりするともっと良いですね,どなたかPull Requestお待ちしています(投げやり).
明日(今日)の担当は@shinoshinospさんです.
LINEエンジニアインターンに参加しました
8月8日〜9月2日まで,「LINE Summer Internship 2016 Engineerコース」,通称40万インターンに参加してきました.
選考
募集要項ページに書かれているとおり,書類選考→技術テスト→面接 という流れでした. 書類選考後の技術テストはmecab-ipadic-neologdを使ったもので, こんな感じでGitHubのリポジトリの形で提出を行いました.
その後の面接では技術テストの内容についてや,LINEのインターンで何をしたいかなどを話しました. 面接は対面で行ったので交通費が無駄にならないかヒヤヒヤしましたが,帰り際に新幹線代を現金でポンとくれました.最高.
インターンの様子
LINEはちょうど上場後だったで,オフィスには胡蝶蘭がところせましと置いてました.
こちらがオフィスの眺めです.
レゴゾーンにあったシン・ゴジラ.
もちろんインターン中は遊んでいるだけではなく,課題にもちゃんと取り組んでいました.
LINEのインターンは面接時の希望に応じてそれぞれ違う部署に配属される形になっていて, 私はLINEポイントのチームで新機能を作っていました. 部署によっても違いますが,開発をしていく際には特に技術的な縛りはなく, どちらかというとインターンの期間中にちゃんと定めた目標を達成することを重視していると思います. また実際にチーム内ミーティングにも参加することもあり,メンターの方からは大規模なサービスならではのアドバイスがあったりしてとてもためになります.
こんな感じでいろんなテーブルがあり,思い立ったらシュッとミーティングができます.(いつも埋まっている)
美味しいコーヒーもたくさん飲めます.10円玉の調達に困るところが欠点です.
実はヒカリエオフィスはスペースが無くなりつつあるらしく,来年には新宿ミライナタワーへ引っ越すとのことです. 一体新オフィスはどんなオシャレ空間になるんでしょうか…
インターンに行こう
LINEインターンはこんな人におすすめです. きっと良い経験になりますよ!
- 多くの人に使われるサービスを開発してみたい人
- 大規模バックエンドの裏側を知りたい人
- 大量のデータをいじくり回したい人
- 凄腕エンジニアにビシバシコードレビューされたい人
- 40万円がほしい人
同じくインターンに参加していたメンバーの感想エントリも紹介します(随時追加).高校生で本を書いていたり,OpenJDKのコミッターだったり,インターン中に海外に研究発表に行ってたり,どの人も強そうでとても刺激になりました.精進します.ハイ…
「はじめる React Native」メイキング
事後報告になってしまい申し訳ないのですが、先週のコミックマーケット90で個人サークル「pentapod」として、このような本を頒布していました。
おかげさまで売れ行きは順調で、Twitter等でも感想を見かけることがありとても励みになりました。有り難い限りです。 ところで、この本は組版にVivliostyleを利用したCSS組版を採用しており、 組版について言及したツイートも頂きました。
これ開いて、「なかなか凝った組じゃないの…」と思っておしまいのほう見たらVivliostyleでCSS組版です!って書いてあって唸り声でた https://t.co/9LfwSqT3dr
— わかめ@3日目西a-05b (@vvakame) 2016年8月18日
せっかくなので、「はじめる React Native」を入稿するまでに行った手順を紹介しようと思います。
執筆
CSS組版を使うにあたり、どのような形で原稿を書くかは少し考えるところでした。 CSSでレイアウトを作成するため、当然最終形はhtmlになるのですが、生でhtmlを書くのは面倒ですし、 かといってMarkdownからhtmlを生成する方法ではレイアウトを考える時点で柔軟性が足りない可能性がありました。 そこで、今回はPug(Jade)を使ってhtmlを生成することとしました。
Pugについては公式ページを見れば一目瞭然なのですが、これはインデントで入れ子を表現する形のhtmlテンプレートエンジンです。Pugにはフィルタ機能があり、これを使うことでテンプレート内でMarkdownを使うことも可能です。これであれば、執筆時にあまり手間を掛けずに思い通りにhtmlタグを作ることができます。
このような感じでmarked
やcode
といったフィルタを作成し、その中に文章やコードを書いていきました。PugのビルドにはGulpを使ったビルドスクリプトを用意して、htmlを生成しました。
レイアウト
執筆と平行して、ページのレイアウトの試行錯誤も行っていました。 レイアウト前は単にCSSを組む作業だと思っていたのですが、この工程が存外に時間がかかり難航しました。 これはVivliostyleがまだ策定中のCSS仕様を先取りで実装していてインターネット上に情報が少なく、Vivliostyleで使うことのできるCSSの情報を得るためには、W3Cを資料を読むしかないという状況が多くあったためです。(CSSやEPUBの勉強にはなりましたが…)
実際にレイアウトを行う際にはこちらのVivliostyleサンプルページが非常に参考になり、特に「CSSシークレット」はCSSソースコードのかなりの部分を流用しています。
実際のCSSはStylusで書いており、レイアウト作成中はVivliosytle.jsでプレビューを行って、最終的にはChromeの印刷機能を使って完成品となるpdfを生成しました。ここで、後述するテンプレートにピッタリ合わせるためにCSSでページサイズを182mm 257mm
に、余白を3mm
に設定しています。
入稿
印刷はグラフィックに依頼しました。オフセットB5フルカラー(表紙:片面カラー/マットコート/135kg 本文:52ページ/上質/90kg) を100冊印刷して89,460円です。学割が効けばここから1割引してくれます。
グラフィックでは入稿用のテンプレートが用意されており、入稿を行う時はIllustratorを使って手作業でpdfのページをテンプレートに貼り付けていきました。この時、フォントのアウトライン化に漏れがあり、再入稿を行ったため早期入稿を逃してしまいました…結局テキスト全選択→アウトライン化→保存をバッチ処理にして行ったのですが最初からこうすれば良かったですね。
技術系同人誌を作ろう
普通こういった情報はブログやQiitaなどで公開することが一般的ですが、僕は一冊の本としてまとめた形で公開するのも一つの手段だと思っています。体系的にまとまった情報は、インターネット上では貴重なものです。ぜひ世界中で他にはない同人誌作りにチャレンジしてみてください。
文章以外のファイルを公開しています。完成形となるCSSのソースコードは実家のPCに置いてしまいコミットできていませんが、来月くらいに修正します。
「はじめる React Native」は電子版でも販売しています! 書籍版も取り置き承ります🙏ご興味あればどうぞ🙏